終末期の姿  ビークマークの蝶

「死」・・・生きるものが負う宿命

羽化誕生から交尾、産卵、吸蜜等・・、小さな生命も0000000000
他生物からの攻撃や捕食、不慮の事故・・等々に遭遇していく。000
生命体に訪れる宿命:「死」。000000000000000000000000
種としての任務を終え、やがて死に至り、無機物へと還っていく。00


活き活きとした蝶の生き様を追う傍ら、終の蝶姿を拾ってみた。000







種としての役割を終えて・・・
臨終の時






2019.10.1

捕食された モンシロチョウ
                                       栃木県足利市名草下町 2019.9.27.

シオカラトンボに捕まったモンシロチョウ  トンボの個体はやや小型。
この個体は♂型の♀で珍しいものという。(トンボ類研究者S氏に教示された)






2013.10.23

輪禍に遭ったアカタテハ! 秋の晴れ着姿をそのままに・・・

                                      栃木県足利市 2013.10.23.

 まだ出てきてあまり飛んでない装いのまま 黒いアスファルトと車のタイヤの間に潰された!
人間活動のなせる犠牲になるのも1頭の蝶にも及ぶ。  秋のアカタテハが惨めだった。






2012.02.11
冬寒に命絶つ! 河川土手にモンシロチョウ

00000000000000000000    渡良瀬川から赤城山を望む   群馬県太田市 2012.01.31.

渡良瀬川河川敷は赤城おろしの北西風が川面を吹き抜ける・・・・。 
 
北面に雪を落とした雪雲は、乾いた冷たい風になって南面に吹き降ろす。



‘大寒’を過ぎてから連日早朝は氷点下日が続く。河川土手の草薮に白いものが眼に入った。
 モンシロチョウ♀が絶命していた。 寒さに絶えられず・・。
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冬の風が吹き 蝶が横たわっていた枯れ草の土手 ニセアカシアの林に風が枝を鳴らす


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2011.08.24

もがく! カラスアゲハ

コガネグモのネットに引っかかってもがくカラスアゲハ。
かなり飛び古した♀だったがふらふらと飛んでいたが、
引っかかってしまった。 コガネグモはまだ来ない。
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栃木県佐野市 2011.08.24.



獲物を待ち構える コガネグモ




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2011.07.05

哀れ! ヒメジャノメ

雑木林の下草でヒメジャノメがムシヒキアブの餌食になった。 体液を吸われる。
撮影記録を1枚残し、スーと3mほどのコナラの葉上まで銜えたまま飛び去った。

栃木県足利市2011.07.04.


 飛び去ってコナラの葉上に持ち去る



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2010.10.01

ヒカゲチョウの捕食
林を散策中、目の前のジョロウグモの巣にかかった瞬間を見た。咄嗟にジョロウグモがとびつく。00000
やがて頭から餌食になった。まだ新鮮な個体、次世代を残す任務、道半ばで途絶えた。自然の摂理だ。 
                                   栃木県佐野市 2010.09.26.





2010.7.31
ホソオチョウ
河川敷を飛び回っていた♂、クモの巣にかかってもがく、クモは出てこなかったが、やがて餌食
になるのだろうか?  ウマノスズクサの含有毒ですぐには捕食行動にならないのだろうか? 
                                   栃木県足利市 2010.07.31.





2010.7.31更新
アケビコノハ  オニグモ(?)の餌食!!
アケビコノハが引っかかってから2分間のドラマが終わった。  自然界の厳しい節理かもしれない。

                                    栃木県佐野市飛駒  2006.07.31.



無残 スミナガシの幼虫

アワブキの葉上で育っていた幼虫が突如アシナガバチに襲われ
肉団子にされてしまった。 成長途上半ばにして死滅の途へ・・・
                 栃木県 足利市 2009.08.05.




モンキチョウ
晩秋の河川土手に横たわる♀、傍をボロの♂が掠めて飛んでいた。
                                      群馬県太田市只上  2008.12.18.





ナガサキアゲハの輪禍

分布北上拡散の激しいナガサキアゲハ♂が道路に落ちていた。
前を走る車に衝突した直後、幸いにも?轢かれずに拾った。
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このような人的被害/事故死の例は少なくない。
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                                          栃木県太平山   2009.09.05.






輪禍の蝶

哀れ!車にぶつかって跳ばされたり、轢かれたり。000000000
皆、人間の持ち込んだ車社会の犠牲。蝶にも及ぶ時代のようだ。

クロアゲハ (佐野市 ’07.Aug.)                ホソオチョウ (足利市 ’10.Aug.)
アサマイチモンジ (足利市 ’09.May.)
自宅玄関先門扉下に跳ばされた







バードビーク・インプリントの蝶




2010.7.19
 オオムラサキ

樹液を吸う間や飛び立って飛翔中の空中で捕獲攻撃に会う。クヌギの梢でうるさく囀るヒヨドリが、
ここでは主たる攻撃の元のようだ。 オオムラサキは直線的の飛翔し、しかも大きい体躯だ。
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ヒヨドリの恰好の餌になっている。 攻撃を免れた♀(上)と♂(下)か吸汁していた。
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                      000000000栃木県佐野市  2010.07.17.








ウラキンシジミ
小さな流れに覆い被さるような樹木に静止している姿を対岸から撮った。
鳥による噛跡と思われるが、嘴は腹部まで至らず捕食は免れたのだろう。
飛翔には多少の支障がありそうだが、終末の時もまもなくやってくる。
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                                  群馬県桐生市川内町 2005.06.25.



哀れ ウラキンシジミ
1枚の翅をクマイチゴの葉上に残し、鳥に持ち去られた。
                    群馬県榛名山 2007.07.19.








ウラギンシジミ
マテバシイの葉裏に越冬体勢に入ったウラギンシジミの後翅にくっきりと
嘴のあとかたを残していた。腹部まで損傷されず、生き延びた個体。
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                                 栃木県足利市  2008.12.10






ウラギンシジミ 残骸!!

地上30cmの位置、マテバシイの葉裏で昨日まで越冬状態で固着していたウラギンシジミ。
今日、地面に散らばる翅・・。   鳥の攻撃を受け翅の一部が無残な姿を曝していた。
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ここに、ばらばらの上翅左右を残し、下翅は胴体部分とともに持ち去られたのだろう。
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自然界の節理といえ、継続追跡観察の越冬個体だっただけに、強烈な衝撃を受けた。

                                    栃木県足利市  2006.01.07


鳥に襲われる前の個体   (2006.01.06.








ムラサキツバメ

越冬に入ろうとする小春日和のマテバシイ林に陽を受けて開翅する♀。00000000
後翅後端を鳥の嘴のあとかたを残していた。この程度ならダメージも低いと思われる。
無事冬を越え過ごすことが出来そうだ。
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                                    栃木県足利市  2007.11.25



マテバシイの葉上で越冬体勢の個体がいた。000000000
両後翅のほぼ後ろ半分が横方向からスパッと欠損していて、
残った前翅がもろに露出し、哀れな姿を曝していた。
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幸い腹部の損傷は免れ、生き残ったが越冬出来るかは疑問。
            栃木県足利市  2007.11.28






ムラサキシジミ

鳥に襲われた嘴の損傷がもとで進んだ破損を負ったと見られる個体が
葉上の水滴にストローを伸ばしていた。果たして越冬出来るのか? 

厳冬期を迎え、今後の生存の保障はみえない。 
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           栃木県足利市  2005.11.07








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