春の蝶





ギフチョウ
雪溶けとともに咲き出したカタクリ 吸蜜に訪れた「春の女神ギフチョウ
                         富山県有峰湖 2007.June







ツマキチョウ
日当りのあぜ道に咲くスミレにはツマキチョウが吸蜜
早春の午後 日射しは温かいが まだ風は冷たい 
         群馬県太田市只上  ’06.Apr. 







ミヤマセセリ
田圃は一面のうす紫のゲンゲの絨毯    
クヌギ林から飛び出して、ミヤマセセリが吸蜜
足利市名草  ’05.Apr.







コツバメ
里山は春の光がいっぱい 菜の花にはコツバメが吸蜜する 
                      佐野市飛駒 ’07.Mar.







 トラフシジミ
トラフシジミも吸蜜 花の香が漂う   佐野市 ’07.Mar.



・トラフシジミ

5月には珍しい大雨が上がった。雲行きはまだ怪しいが、西は明るい曇り空。

川を隔てたヒノキ林縁にへばりつくようにノダフジが雨露をたっぷり残して咲く。
0000000000000000000000000000002012.05.04.  栃木県足利市


目を凝らして一つ一つ花房に視線を投じる  花上に静止する♀を見つけた!  




朝の冷湿環境から 「空の明るみ」、「温度の温かみ」、「吹く風が止まる」、
「太陽光線の差しこみ」・・・・等々の微細な変化を感じ取る時、やがて蝶は
開翅モードに導かれる。
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僅かに翅を開き始めた瞬間!




花上で開翅する♀  めったに見せない翅表の鈍いブルーが輝く!

 開翅角度は90°留まりでそれよりも鋭角。  180°(水平)までにはならなかった。00
太陽の光線が差し込めば水平開翅するはずだが、あいにく曇り空の下、ここまでだった。


少し写角を正面下に置いた開翅姿





トラフシジミ

杉林の川伝いに自生するノダフジが咲き出した。今年は花数が少ない。
花穂にトラフシジミの飛来を待ち、目を凝らす。 突然飛来着花して花房
の中に潜るように産卵する。やや遠目だが300mmレンズで引き寄せる。

0000000000000000000000000000002012.04.29.  栃木県足利市







ウスバシロチョウ


5月ゴールデンウイークの頃 草地から沸くように飛び出す
カラスノエンドウ草茎で交尾す
  足利市 ’07.May




 ウスバシロチョウとスジグロシロチョウ
コンロンソウに吸蜜飛来の白い蝶 清楚な姿が目を引く
                       佐野市 ’08.May.







ミヤマカラスアゲハ
里山の人家周りはツツジが満開 春型のミヤマカラスアゲハが
吸蜜飛来青い帯条紋が光る        佐野市 ’07.May.







アオバセセリ
ハルジオンに吸蜜し ビューと飛び去る 忙しなくすばしこい 
日本のセセリチョウの中では異彩を放つ   佐野市下彦間 ’06.May.






ギンイチモンジセセリ
4月の草原 オオヌノフグリに訪れていた 銀色の条が光る  足利市いかる木 ’07.May.





小さなシジミチョウ類

北限のシルビアシジミ春型 ミヤコグサに吸蜜  (栃木県宇都宮市)


            ジョウザンシジミ                      北海道の美しいブルーのシジミチョウ     


           オオルリシジミ                     クララに産卵飛来の♀ ブルーが光る    


      ミヤマシジミ♂                          ヤクシマルリシジミ♂   


ツバメシジミ(春型) ♀




北アルプスの谷に飛ぶクモマツマキチョウ
長野県大町市


遅い春 残り雪のある谷に棲む

ミヤマハタザオに飛来



花に近づいては離れて、
飛翔行動を繰り返す

やがて、着花して落ち着く


オレンジ色が映える

0000000000000000吸蜜     いつまでも花から離れない



里山にツマキチョウ飛ぶ
群馬県太田市


00000000000 吸蜜     オオアラセイトウに吸蜜中の♂に他の♂が接近

吸蜜飛来



モンシロチョウの飛来(ナノハナ)  先客のベニシジミがいる




ゲンゲ畑にモンシロチョウが吸蜜に飛ぶ。 日本の田舎の原風景!!

                                  栃木県足利市月谷  2011.04.27.


トピック 11−021  逝く春・・季節は初夏へ・・

遅い春 ツマキチョウの吸蜜・飛翔を見る   ひとときの賑わいは無かった。

ムラサキケマンに吸蜜  ♂

同上

アメリカフウロソウに吸蜜  ♀



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配偶誤認 !!??000000000000000000000000000000000

草はらを飛び回る♂はタンポポの白い綿毛に ♀と間違えて接近する 


誤認 激近!!   翅の風を受け タンポポの白い種が3つ飛んだ







吸蜜飛来するシロチョウ3種

畑地のナノハナや道端のムラサキケマンに吸蜜に訪れたモンシロチョウ、スジグロシロチョウ、
ツマキチョウの吸蜜飛来姿。  どれも機敏な動作と躍動感にしばし釘付けとなる。
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群馬県太田市只上  2011.04.16.
スジグロシロチョウの飛来  吸蜜中のツマキチョウをこの後追い払う


ツマキチョウの飛来(ムラサキケマン)





 ツマキチョウ 吸蜜飛翔

河川敷から畑地に繋がる草原はオオアラセイトウ、ムラサキケマン、カラスノエンドウ、
ヤマトタンポポ等が咲き揃い、ツマキチョウの吸蜜飛翔が見られる。正に発生の盛期。
草地の花園は春爛漫!!
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ムラサキケマンに吸蜜飛来   群馬県太田市只上  2011.04.16.

ナノハナに吸蜜飛来・・・・・急降下!     同上








2013年
 クジャクチョウ

ここ足利市郊外 山裾の林道沿い崖面で越冬明けのクジャクチョウを
目撃した。標高180m程度の低地。越冬明け種としての本種は初めて
のことであった。  しばらく林道沿いに往復飛翔し、崖面で開翅した。


                            足利市  2013.3.12.


 ミヤマセセリ 

今年の冬は特別に寒い日が続いたが、ここ一両日気温が急激に上昇した。
山沿いの南側林道はたっぷりと春の日差しを受けて暖かい。
新生蝶 ミヤマセセリの飛翔開翅を見た。 早い発生に驚く。


                                     足利市  2013.3.12.
 


 






2013年〜
5/18更新  トピック 13−033  オナガアゲハ・飛来吸蜜

里地を離れ、山間の谷沿いの林道にはミツバウツギの花がこぼれるように垂れ下がって咲く。  
午前中オナガアゲハが好んで吸蜜する。 林道湿地での吸水集団はこれから形成されるはずだ。


                                     栃木県佐野市 2013.05.16












2013年〜
5/18更新  トピック 13−032  モンキアゲハ・飛来吸蜜

晩春の草地にはノアザミが咲き出した。薄紫の花があちらこちらを彩る。000
 モンキアゲハが花から花へ渡り歩くように吸蜜する。  軽快な飛翔姿や吸蜜姿
には暫し目をとらわれる。小型な春型とはいえ堂々とした生き姿の好い蝶だ。

                                     栃木県佐野市 2013.05.16










2013年〜
5/13更新  トピック 13−031  カラスアゲハ・飛来吸蜜

今日は夏日になった。   初夏の日差しにパピリオ類の飛翔が目立つ一日だった。
里地の人家周りのツツジが吸蜜の舞台だ。 花期はピークを過ぎているのか春型蝶
の鮮度はいまいち低いようだ。 しかし 久しぶりに活発な飛翔行動を見せてくれた。


                                      栃木県足利市 2013.05.12










2013年〜
5/6更新  トピック 13−030  続・ツマキチョウ

ツマキチョウが見られるようになった4月4日(トピック13−023)から1ヶ月
経った。  今年は低温気味の日が続いたためかまだ新鮮な個体が盛んに
飛翔していて活動期が長い。 今日、♂の吸蜜態、♀の産卵態を捉える。 


                   群馬県太田市渡良瀬川河川敷  2013.05.04.

草むら上を連翔する♂♀


吸蜜 ♂  オオアラセイトウ  


産卵 ♀  タネツケバナ







2013年〜
5/2更新  トピック 13−029  続・トラフシジミ

ノダフジの花房が満開で檜や杉、雑木に覆いかぶさり繁茂する光景が里地の
あちらこちらに目に入る。 うまくいくとトラフシジミがハエのように飛んでくる。
花房に潜る。目を凝らして注意するうち、躰を現す。  遠くから引いて撮る。

                                                  栃木県足利市 2013.04.25
   
              檜林を覆うノダフジの花房                                  崖下の流れにつくる花いかだ


1頭飛来した


1頭は花の間から姿を現した


他は花弁に吸蜜 やがて飛んだ






2013年〜
5/1更新  トピック 13−028  続・ウスバシロチョウ

4月23日の初見以来低温気味の日和が続いたが、今日多くの飛翔個体が
見られた。 初々しい白衣の姿で飛ぶ様は空から舞い降りた天使のようだ。


                                              栃木県佐野市  2013.05.01

舞い降りた♂ 翅脈模様が美しい!


草の上に舞い降りた 白く 大きい!


草地の上を飛ぶ


飛ぶ! 絡む!


付きつ離れつ・・絡みながら飛ぶ



2013年〜
4/23更新  トピック 13−027 ウスバシロチョウ

ウスバシロチョウ初飛翔を見た
コナラ林の梢を飛び越し 曇り空に溶け込んで飛ぶ 


                                            栃木県足利市 2013.04.23









2013年〜
4/19更新  トピック 13−026 トラフシジミ

ノダフジの花房に見る産卵と吸蜜態

ノダフジが麓の雑木や杉の枝を覆い花房を垂らす光景が見られるようになった。
まだ蕾の状態が大部分だが、トラフシジミが敏捷に飛び、花に飛来した。

一つは花穂の間を見え隠れして歩く。やがて産卵行動に入る。
他方は日の当る開いた花の隙間から躰を出してきて吸蜜した。


                                      栃木県足利市  2013.04.18.

ノダフジ花房に飛来し 盛んに歩き回る


蕾の上を歩行しながらやがて産卵行動に入る


日の当たる花穂 開いた花の隙間から躰を現し吸蜜する







2013年〜
4/8更新  トピック 13−025 交尾態

飼育 累代ギフチョウ交尾画像の記録


ギフチョウの発生する季節。各地の便りも聞かれる。
自宅で飼育している累代個体が今年も羽化をみた。
ハンドペアリングで交尾に至り、その画像を記録した。
各地の分布個体種とその形質の違いが顕著である。


    和歌山県龍門山産 F-27(♂/♀) ”13.3.21.                新潟県十日町市 (イエローテイル型) ”13.3.20.      
  

     
前翅前縁のリング状紋の発現が龍門山個体の特徴                 後翅肛角紋がオレンジ色に発現する遺伝形質








2013年〜
4/7更新  トピック 13−024 交尾態

飼育 クモマツマキチョウ交尾画像の記録

蝶友から飼育クモマツマキチョウの交配依頼があり、持ち込まれた。
ハンドペアリングしてほしいとのこと。早速実施した。         
気温も19℃、天候も晴れて爽快な春日和で条件は整った。     
ほどよくペアリング成功。  友人、早速持ち帰って産卵に供する由。

            北アルプス産飼育種の交尾    2013.04.05.
                                             AM11:12 (40min.)  19℃


                         *(4日後 産卵した卵がオレンジ色(有精卵)になった と連絡を受けた)







2013年〜
4/4更新  トピック 13−023 春の里山
ツマキチョウ飛ぶ河川敷林床


ニセアカシアの林床にオオアラセイトウが咲き乱れる。
ツマキチョウが飛び、♂♀の追翔、吸蜜、産卵・・・。
木漏れ日の落ちる花園は春爛漫の世界になった。


                                 群馬県太田市渡良瀬川河川敷  2013.04.04.



吸蜜 ♂ ムラサキケマン                                   
  




吸蜜飛来 ♀  オオアラセイトウ                                    
 

 


吸蜜飛来 ♂ ムラサキケマン              吸蜜飛来 ♀ オオアラセイトウ                   
 


吸蜜 ♀  オオアラセイトウ                産卵  オオアラセイトウ                 



♂ ♀の追翔                                             


オオアラセイトウの花を縫って飛ぶ ♀                              



gog午後の傾いた木漏れ日が林道地面に影を落す ♂が一直線に飛ぶ                            








2013年〜
3/29更新  トピック 13−022 春の里山

ソメイヨシノも8分咲きになり暖かい日和、ツマキチョウ、アゲハ、キアゲハ等の飛翔を
横目に見ながら散策した。 新生蝶コツバメが目の前を飛び過ぎて枯草に止まる。
越冬明けのツマグロキチョウが草原を忙しなく、 飛ぶ・・吸蜜する・・  

                            栃木県佐野市 2013.03.29.

草原を飛ぶツマグロキチョウ  越冬から醒めて・・


スミレに吸蜜


キジムシロにベニシジミとともに吸蜜した


コツバメ  目にも止まらない飛び方をして 枯草に止まった 

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         里山で拾った春の絵 000000000000       栃木県足利市 佐野市  2013.Mar.

     
     
     
     

ルリタテハ  イカリソウ赤花  イカリソウ白花 
 ゲンケ   ヒナスミレ  ヤブレガサ
 テングチョウ   キクザキイチゲ  アズマイチゲ
 マンサク   シュンラン  ベニシジミ







2013年〜
3/17更新  トピック 13−021 彼岸の河川敷

渡良瀬川の河川土手はすっかり春の陽に浸かって日差しが心地よい。
土手の草面をモンキチョウやべ二シジミが活発に飛翔/吸蜜活動をする。

河川敷のニセアカシアの芽吹きはまだ先か、冬景色のままだ。       

                         群馬県太田市只上  2013.03.17.