タテハチョウ




季節の蝶を追って・・
クジャクチョウ

梅雨の真最中、各地では集中豪雨で気象の変化が激しい。
蝶友がクジャクチョウの老熟幼虫を拾って持って来てくれた。
すぐ蛹化してから、一週間位して我が家の庭先で羽化した。

間もなく到来する真夏の草原を彩る「赤」を一足先に我家で堪能出来た。


クジャクチョウ  羽化して蛹殻を離れ、開翅した 群馬県東吾妻町産 2012.07.06.


カラハナソウ葉裏のクジャクチョウ蛹
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キベリタテハ
                                       沢沿いの岩上に開翅する

                                       群馬県みどり市  2012.08.31




コムラサキ

自宅に植栽のブナ葉上で開翅していたのを2階から観察出来た。
曇り空、静止位置、前方角度、距離等、翅表の青色幻光色を
現すに充分条件ではなかったが、何とか青色光沢を残せた。


                                      栃木県足利市  2013.09.11.
 






 6/4
メスグロヒョウモン ♀

開翅態のみで、どうしたことかこの時、翅を閉じた横姿を見せてくれない。 
一般的には逆の現象。仕方なく開いた姿のみ。間もなく飛び去る。


2012.05.17 群馬県太田市菅塩






スミナガシ

吸汁していたクヌギ樹幹から離れ、近くのイチョウの葉上に止まる。000000
スミナガシ独特のポーズを見せてくれた。  栃木県佐野市 2007.08.02



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                葉裏に止まる。  栃木県佐野市 2007.08.02





               



トピック 11−041  スミナガシ

7月下旬頃より新鮮な夏型成虫が見られるが、今日クヌギの樹液に吸汁飛来した  
スミナガシを見た。かなり飛んではいるもののまだ見応えのある色合を保っていた。

                              栃木県佐野市  2011.08.24.
クロカナブンと共に樹液を吸う

紅を指したようなストローは粋だ  カナブン、アオカナブンも吸汁する

アジサイの葉裏に止まって開翅する


/26更新  トピック 2013年 13−65 
スミナガシ

夏の雑木林は樹液に集まる昆虫で賑わう。
スミナガシがいると、Tmさんから電話を貰った。いつもの雑木林へ急行。
オオムラサキ、カナブン、スズメバチに交じってクヌギの樹液に来ていた。
新鮮なスミナガシの色調にじっくりと見とれている暇なくシャッターを切った。


                                    栃木県佐野市 2013.07.25.

スズメバチが接近


赤いストローが粋だ


吸汁
 

2015.07.23. 大暑 初候   スミナガシ 再び

照りつける日差しを避けているのか、日陰の葉裏や枝に静止するスミナガシ。
クヌギの下から見上げる位置に、飛び立つことなく長い間止まっていた。

栃木県佐野市 2015.07.19.撮



前翅頂部の白班が太く大きい ・・ ♀らしい?     暫く離れないのは暑さ避けなのか?


開翅していた ・・ 葉の隙間から見えたが すぐ閉じた


こちらは♂  枝で半開翅し休息 ・・ 時々翅を開閉し、暫くこの場所から離れない




 2015.07.20. 小暑末候  スミナガシ 吸汁

梅雨が明けた(7/19)。 猛烈な暑さが襲ってきたような一日。

樹液の湧出が少なくなってしまったクヌギの幹だが、スミナガシが
吸汁に来ていた。   紅をさしたようなストローが印象的だった。

栃木県 佐野市 2015.07.19.撮



翅表の色調、模様、グラデーションの意外性・・・、南国調の雰囲気がたっぷり




長いストローを伸ばして、・・・ 





2007年〜2013年に記録したミスジチョウ イチモンジチョウの仲間


  アサマイチモンジ

本州の固有分布種であるが、局地的に見られる。
第3化個体と思われる♀がニラを訪れた。
00000
.  群馬県太田市渡良瀬川畔  2008.09.13.




桑の葉の先端に止まる♂。近づくキタテハなどを追っては又同じところに戻る。
蝿のような小さな昆虫までも追いかける。テリトリー行動の激しさを見た。
0000
                 群馬県太田市吉沢   2008.06.06.







  オオミスジ

梅雨の晴れ間、梅ノ木にまつわるように飛翔、静止を繰り返していた。  栃木県佐野市  2007.07.03.

葉先に止まり、他の進入する飛翔体を追飛する              栃木県佐野市 2009.06.23.

暫くして舞い戻り、同じ位置に止まる  ♂のテリトリーを張る探♀行動だ   同上





梅の木植え込み、梢に黒い蝶影が目に入った。近づくとオオミスジの個体同士の
追飛だった。♂が梅の葉先に止まり、他個体が飛ぶのを感知して追いかける。
時には梢の方で、3頭もの連飛が見られた。

                                   
栃木県佐野市2015.06.28.撮







フタスジチョウ

黒いフタスジチョウは当域の傾向のようだ  新潟県魚沼市奥只見 2008.05.11.






トピック 11−029  晩春から梅雨にかけて〜

・・・・・・コミスジ、ミスジチョウ、イチモンジチョウ、
アサマイチモンジ、オオミスジ、ホシミスジ・・・・・・

平地ではニセアカシアの花から〜クリの花の咲く頃まで、季節の移り変わりは
待ったなしの変化。 もう少し高地や高山帯、南西諸島等ではもっと違うシロ/クロ
のゼブラ模様の素敵な仲間もいるが、近くで見た6種の姿を載せてみた。
0000


     コミスジ


河川敷にはニセアカシアの
白い花が咲き出す5月。

足元の下草にコミスジが
敏捷な飛翔を見せる。


 群馬県太田市渡良瀬川
     2011.05.09.









ミスジチョウ

もともと山麓の森林性の蝶だが、里地に広がって来たと聞く。00
しかし市街地にはいない。 そこが田舎度の尺度となるようだ。
頭上はクリの花が満開。 下の道で吸水していた。00000000

栃木県佐野市出流原
  2011.06.11.






イチモンジチョウ

湿地周りのスイカズラで発生している。
この頃咲くイボタの白い花で吸蜜していた。

栃木県足利市迫間  2011.06.04.



葉上での横姿 栃木県佐野市石塚 2011.06.04.







アサマイチモンジ ♀

最近は、数的に アサマ>イチモンジ 5:1くらいの頻度で圧
倒的にアサマイチモンジを多く見かける  前種が珍しくなった


       栃木県佐野市下彦間  2011.06.04.






      オオミスジ



青い梅の実が成り下が
る頃、オオミスジの滑空が見られる。

♂は盛んに♀探しの飛
翔を梅の樹の周りで繰
り返す。

地表に降りて吸水する個  体も見られた。→
 
 栃木県佐野市飛駒
 
     2011.06.20.


  

アブラムシの分泌物を吸うオオミスジ ♂  栃木県佐野市飛駒 2011.06.20.





 2013年〜
6/22更新  トピック 13−56 オオミスジ

梅林にオオミスジの飛翔を見る。 雲が割れて青空が広がり陽が差すと木周辺を
滑空飛翔する。まだ♂ばかりのようだが3頭ほどの追飛を目で追う。葉の中に見
失う。探雌行動だ。葉先に止まる個体は他の飛翔物体に反応して追いかける。

                                      栃木県佐野市 2013.06.22.


葉先に止まり テリトリーを張る♂


梅の繁みに半開翅の♂を葉の隙間からローアングルで・・
 





ホシミスジ

農家の生垣は食樹のシジミバナで囲われていた。
周りをホシミスジが忙しなく飛び回る。00000000
なかなか止まってくれず、ただ飛翔の連続だった。

   栃木県佐野市飛駒  2011.06.20.






〜〜〜〜〜〜


飛翔の繰り返しだったが。一瞬葉上に止まってくれた。



2013年〜
6/17更新  トピック 13−52 飼育ホシミスジ(羽化)

友人から貰った1頭のホシミスジ。自宅のコデマリで飼育したのが羽化した。 
野生個体もそろそろ発生が始まる。 農家のシジミバナの生垣で毎年発生して
いたが、今年は垣根が撤去され消えてしまった。  他地のホシミスジの顔だが
羽化記録として載せてみた。                              

                             2013.05.06. 山口県大島郡周防大島 飼育羽化


 







  8/15
コノハチョウ

亜熱帯の樹林に棲むコノハチョウ。 フタオチョウの食樹ネコノチチの葉に頭を下にして止まった。

                               開翅    沖縄県名護市 09.08.12.


静止態 頭部を下にして止まる



フタオチョウの食草 スズムシソウとその花


 
                          



キタテハ

9月に入ると秋型が発生し、翅色は赤味を増し、翅縁のぎざぎざが鋭角になる。


   タカアザミに吸蜜する  佐野市下彦間
                    2007.10.21.


ユズに止まる  足利市松田 2005.09.28.



シータテハ

長野県軽井沢町  2007.08.04.






ヒオドシチョウ

羽化直後の個体は食樹エノキ近くから離れず、複数の群れで暫く地面や葉上に開翅する姿が見られる
別名「ヨロイチョウ」と呼ばれるだけあって、羽化したての模様が鎧のようで、非常に美しい。
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                                  佐野市旗川畔  2005.06.17.



佐野市旗川畔  2005.06.17.

ヤナギの樹液を吸いに来た 
長野県塩尻市 alt.1600m
  2007.07.25. 





コヒオドシ

本州では1300m近辺からの亜高山帯に棲息し、小型ながら緋赤の翅紋が粋。
汗ばんだ登山者の足元で一時を演じてくれる。本州では高山蝶の仲間だ。
000

                                岐阜県飛騨山塊域 alt.1350m  2008.07.17.

岩の上に開翅する


葉上で開翅する

羽化したばかりの個体 まだ蛹殻にぶら下がっている





キベリタテハ

キベリタテハがいっぱい!!

平地は35℃を超える連日猛暑が続く。 みどり市の林道を探索した。
沢風に吹かれて25℃にも届かず涼しい。 清流も冷たく、心地よい。

林道の法面、路端、川の石上等々・・至る所にキベリタテハが飛び、
翅の開閉が見られた。朝の日差しと共に飛び出し、午前中が活動の
ピークで、正午になるとぐんと飛翔数は減る。
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写角内に複数個体は同時に収められなかったが、凄い発生数だ

蝶友のTm氏、Td氏と共に例年にない個体数にただ驚嘆した!!00
                   群馬県 みどり市  2012.08.29 & 31.



キベリタテハのいる林道斜面 0000000谷合いに朝日が差し込むと キベリタテハが活動を始める0000000000000000000
 
0000000000000 0000000000000000000崖の斜面を飛んで止まった 岩上の露を吸う
00000000000000   2012.08.31



静止 半開翅00000000000000000000000000000000000000000
     岩上に静止半開翅 強烈な太陽光を反射し 翅表の彩りと栗色が冴える     2012.08.29



吸水0000000000000000000000000000000000000000000
   林道の崖面で暫く開翅したまま吸水0 000000                2012.08.29



静止00000000000000000000000000000000000000000000000
       日向の崖上に開翅静止した 沢の清冽な水の流れと砂礫が見下ろせた
00  00 2012.08.31




飛び立ち000000000000000000000000000000000000000000000
         日の当たる葉上から一瞬飛び立った                   000 2012.08.29



吸水00                                               0000
         崖下の湿地で吸水する                              
0002012.08.29



吸水000                                                000
       崖面に飛来して翅を開閉しながら吸水する               00002012.08.29




飛翔00000000000000000000000000000000000000000000000000000
    草付きの崖斜面を飛翔する                            
0002012.08.29



吸水0000000000000000000000000000000000000000000000000
    開翅して吸水する個体000                           000002012.08.29




横姿静止態00000000000000000000000000000000000000000000000
         石上(吸湿)0     02012.08.31               葉上休止        02012.08.29



石上で開翅  正午頃に活動のピ−クとなる 沢山の個体が集まり河原の石上で開翅吸湿する  
          石上に落とす木漏れ日がゆれる                      2012.08.31


                                      9/1 更新 トピック 12−033より移動転載
                                              9/2 再更新9/3 再更新           0000






本州では亜高山帯に棲息。外縁の黄色、亜外縁の青の点列、チョコレート色の翅色を配して、
翅紋の特異なチョウだ。 たまたまこの個体は青の点列が一部欠けた異常斑紋だった。
000

                                        群馬県沼田市   2005.08.18.





ルリタテハ

         秋季の発生個体 日向で開翅       栃木県県足利市樺崎   2008.10.30.


クヌギの樹液に飛来し翅の開閉を繰り返す
栃木県佐野市閑馬  2008.07.02.


                        キブシに吸蜜飛来      栃木県佐野市   2014.04.08.
 






エルタテハ

切り立った岩の崖面に、しみ出た水滴を吸う。
後翅の‘L’マークが和名の所以である。
000

                                               群馬県沼田市   2007.08.25.





       季節の蝶を追って・・(2)

山地草原を見てきた。 〜 久し振りの山歩きだ。
嘗ての高地草原の景観はかなりの変貌をしていた。 乾燥化と植生の荒廃?が

気になる。 曇り空だったがヒョウモンチョが数頭、オレンジ色の翅で緑の草上を
 飛び回っていた。    補色対比の色彩に印象を強くしていつまでも目に残った。  

ヒョウモンチョウ         群馬県榛名山 2012.07.11.

                                            7/15 更新
                                              トピック 12−030より移動転載



 クモガタヒョウモン

 若緑の草原にオレンジ色が冴える。  クモガタヒョウモンの季節になった。     
    晩春5月、新鮮な姿を現し初夏の里山に彩りをそえてくれる。     栃木県佐野市
                                                         ♀ 2013.05.16



  

                                                 ♂  2013.05.22.


00000000000000000000000000000000000000000000000000000002013年〜5/18更新
                                               トピック 13−34 より移動転載




ウラギンヒョウモン

 ノアザミが咲き出した。飄然と飛来して花蜜にむしゃぶりつく。

晩春5月、これから初夏にかけ銀紋を輝かせて、里山に飛ぶ・・。
 山地高原で見るのと違い、平地で若緑の中のオレンジ色も美しい。

                                     栃木県佐野市 2013.05.16




000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000002013年5/18更新 
 00000000000000000000000000000000000000000000000000000トピック 13−35 より移動転載






テングチョウの産卵

28日、梅雨入りの模様。例年より1週間以上早いようだ。

テングチョウの新成虫がエノキ新葉に産卵ポーズをとる様子が葉陰の隙間から伺われた。
産付直後と思われる卵も記録できた。 
「年2化発生系統の個体」かもしれない。      
生じた羽化成虫(2化個体)は秋口に仮眠明けの1化個体と混成で越冬するのだろうか? 

                                群馬県太田市 2013.05.28.〜31.


 
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 0000000000000000000000000000000000000000000000000000トピック 13−39 より移動転載




 アサマイチモンジ・飛来産卵

スイカズラの白花は黄変して藪を覆うように咲く。
アサマイチモンジが飛来して産卵行動をとる。
今、最盛期だ!

                                        栃木県足利市 2013.05.27




  

000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000002013年5/28更新 
  00000000000000000000000000000000000000000000000000000トピック 13−38より移動転載



イチモンジチョウ類 2種

当地(栃木南部〜群馬南部)に混棲するLadoga属2種の棲息個体数の状況は、
アサマイチモンジ > イチモンジチョウであり、 発生(初見)はアサマイチモンジ
の方が若干早いようだ。
00000000000000000000000000000000 
 
 アサマイチモンジ   記録時点では擦れが始まっており、クリ花に吸蜜。発生末期。
                                 2013.06.06.撮  佐野市



       イチモンジチョウ   アサマと混棲している。河原の地面で吸湿していた。新鮮。000000
                                    2013.06.10.撮  佐野市


0000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000002013年6/16更新
000000000000000000000000000000000000000000000000000000000トピック 13−50より移動転載






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