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季節の履歴書   旧 今週のトピック

季節の移ろいを 里山の生き物たちで綴る
蝶や蛾・・ 昆虫 野鳥 そして季節の花など・・・




自宅庭の百日草に飛来吸蜜するオオスカシバ






2023年9月18日 足利市鹿島町





続・オオスカシバの飛来吸蜜
N.T氏撮影遺稿










ナガサキアゲハが自宅に飛来

自宅庭に飛来したナガサキアゲハ♀ 隣家の柑橘樹に何度かまつわりついて飛翔
産卵のポーズをとったが産付せずやがて飛散した。めったに見られない光景だった




.2021年9月27 足利市鹿島町






自宅庭に飛んできたジャコウアゲハ

長い尾状突起を振りながら緩慢に庭内を飛ぶジャコウアゲハ。
ツツジの葉上に静止した。朝日を受けて前翅が透けて見えた。

2021年9月27 足利市鹿島町



2023年4月20 足利市鹿島町
2023年4月20 足利市鹿島町






自宅庭のツツジで 吸蜜するアゲハチョウ

雌が吸蜜訪れた。ツツジの色彩も日々色合いを増して朝の陽射しに
一段と映える。 小さい春型の個体は敏捷に花上を飛ぶ。

吸蜜する雌                   

2023年4月16 足利市鹿島町





雄の吸蜜飛来    2023年4月14 足利市鹿島町


頭部を花芯に潜り吸蜜する雄        





カラスアゲハの羽化を自宅の庭で確認

足利・自宅の壁のカラスアゲハ蛹は抜け殻になっていた。
急きょ敷地内を見て回ったところ、庭先の土上に開翅状態で静止していた。
活発に飛翔するまでにはいかない気温なのか 地面すれすれに弱くはばたいた。



自宅に植栽しているキハダから発生したカラスアゲハ♂
栃木県足利市鹿島町 2023.03.27.   (早い発生記録)






カラスアゲハ蛹  自宅

足利・自宅の壁にカラスアゲハの蛹を発見



自宅庭先に植えたキハダで発生した幼虫は約7m程離れた雨戸壁面に
座を占め、狭いところに蛹化していた。  毎日の戸の開け閉めの騒音
にも耐えて、いたのか? 常識では考えられない。 春の羽化を待とう。
(2023.1 撮影)







ヒガンバナとキアゲハ   飛来吸蜜


シロイロヒガンバナが開いた      2022年10月 足利市


     
   一面に土手に咲くヒガンバナ          2022年10月 足利市



土手に沿って流れる小川  ヒガbッバナが咲く 稲の刈り入れも間もない圃場風景  足利市



食草が生える圃場土手のセリ上を♂・♀が連飛翔する  足利市



セリに産卵するキアゲハ  足利市



ヒガンバナの赤色にひかれて飛来したが、傍らのコスモスに吸蜜するキアゲハ♀   足利市 2011.10.4






庭先のキアゲハ 飛来吸蜜    白露 初

自宅庭先にキアゲハが飛来し、 ヒャクニチソウに吸蜜した。
一瞬に飛び去っていった。 キアゲハは当家庭ではあまり見られない。

                       足利市鹿島町 2022.08.30. 撮








庭先のナミアゲハ 飛来吸蜜    処暑 次

自宅庭先にナミアゲハが飛来 ヒャクニチソウに飛来吸蜜した。
黒い夏型♂個体のモノトーン! 赤色系の鮮烈な花色!  コラボが妙!!

                       足利市鹿島町 2022.08.29  撮









ナミアゲハ 生体二態    小暑 次

自宅庭先でナミアゲハの飛来生体 【産卵態と吸蜜態】が見られた。

                       足利市鹿島町 2022.07.13.撮





自宅に植えつけた赤紫花(園芸種名検索中)に吸蜜



植栽のキハダに産卵





ウラギンシジミ 越冬前の固着  小雪 次侯

モクレンの枯葉裏で越冬体制に入るウラギンシジミ。
あたかも銀細工を施したような翅面の彫刻模様は見事だ。

北風を受けて葉裏に固着。
落葉後このまま地上に落ちてしまうのか・・・?




栃木県 足利市 鹿島町 2021.11.27 .撮





スジグロシロチョウ吸蜜飛来

タチツボスミレに吸蜜飛来するスジグロシロチョウ


足利市鹿島町 2022,3.31.





ムラサキツバメ 集団形成 越冬準備     小雪 次侯 

北方からの寒波が南下、北関東には風が冷たく吹く。林内の陽だまりには
風を避けてムラサキツバメの集団での飛来静止が観察された。
カジノキの葉上に飛来し 2頭→4頭→6頭と形成された。

集団個体はまだ横倒しの姿勢には至らなかった。

栃木県 足利市 福富新町 2021.11.26 .撮

















秋の陽を浴びて・・・     小雪 初侯 

撮影から大分経ってしまった。 越冬前のアカタテハがイチジクに吸汁する。
キタテハが葉上で暖をとる? 百日草にはミドリヒョウモンが吸蜜に飛来する。 秋の午後。

栃木県 足利市 名草下町 2021.10.4 .撮













ムラサキツバメ 開翅     霜降 次侯 

風もなく暖かい日射しの今日、ムラサキツバメの開翅を捉えた。
越冬前、活発に飛ぶ数頭の個体、日の当たる葉上に止まりすぐ開翅した。
飛翔 / 着止をくりかえす。 特に正午を回る前後の時間帯が活動が活発のようだ。

栃木県 足利市 福富町 2021.10.26 .撮



 

開翅する♂



開翅する♀







ムラサキツバメ     霜降 初侯 

市内のマテバシイの林。朝からの強風を避け、ムラサキツバメが静止する。
風のためか陽を受けているが開翅姿は見せない。 ♀個体か?

栃木県 足利市 福富町 2021.10.23 .撮










ウラギンシジミ     霜降 初侯 

きょう 季節は二十四節気の一つ「霜降」。北風が冷たく感じる一日。

市内のマテバシイの林には葉陰に風を避け、ウラギンシジミが静止する。
越冬の準備に入っているのだろうか? 陽が差してきて、
開翅を始めた。葉上に落とす影の形が妙だ。

栃木県 足利市 福富町 2021.10.23 .撮











里山で見たアゲハチョウ類 Ⅶ : (続) ナガサキアゲハ♀ 秋分 次侯

自宅の庭先にナガサキアゲハ♀の飛来を見た。
百日草で吸蜜した後、飛び立ち、ミカンの頂上を俳諧飛翔し、産卵せず消えた。

ほんの瞬時の飛翔の出会いだったが、どうにか記録撮影できた。
本種の食樹は当地ではユズが主体だがミカンは好まず利用しないようだ。

栃木県 足利市 鹿島町 2021.9.27 .撮




    

ミカンにまとわりつく動態を追って ピントが甘く 何とか雰囲気のみの飛翔記録







里山で見たアゲハチョウ類 Ⅵ: (続) モンキアゲハ 秋分 初侯

彼岸も過ぎ去る秋日和、里のヒガンバナの花勢も終わりに近い。
咲き残りの花の周りを飛ぶモンキアゲハを追った遅い午後。

栃木県 足利市 名草下町 2021.9.24 .撮


陰地に咲き残る花に着花



吸蜜飛来する♂   田圃の稲の刈入れも間近いのでは・・



畔のヒガンバナに吸蜜する 黄色に色付く稲、刈入れの時期が間もないか?







里山で見たアゲハチョウ類 Ⅴ : (続) ナガサキアゲハ 秋分 初侯

季節は秋分。 ヒガンバナの最盛期。ナガサキアゲハの吸蜜を再び追う
赤い、花の海 泳ぐようだ!!  ♂、♀が次々と現れる。

栃木県 足利市 名草下町 2021.9.21 .撮


aヒガンバナの花の中 泳ぐように飛ぶ♀



着花 吸蜜する♀



♂の吸蜜飛来を見る 口吻を伸ばす



♀の着花吸蜜 かなりの巨大個体だ!



角度を変えてみて捉える  腹部のボリューム感にも驚き!







里山で見たアゲハチョウ類 Ⅳ : ナガサキアゲハ 白露 末侯

ヒガンバナが圃場の畔、土手を赤く覆う中、ナガサキアゲハが吸蜜に舞う
♀の後翅の白紋が目立つ。吸蜜中の♂の黒い翅面が
一瞬、青い構造色を呈した。

栃木県 足利市 名草下町 2021.9.15 .撮


吸蜜する♂  新鮮個体だ!



吸蜜する♂ 角度による青い幻光を! 構造色か?



吸蜜する♀ 上翅下翅ともスレ、破損が目立つ個体だが全開翅の大きさには迫力がある !! 



吸蜜する♀ 横姿







里山で見たアゲハチョウ類 Ⅲ : モンキアゲハ♀ 白露 次侯

ヒガンバナが咲き出し里山を覆う季節になった
吸蜜に訪れたモンキアゲハ♀が花上を躍動する。
晩夏の日射しは暑いが、初秋の風を感じる。

栃木県 足利市 名草下町 2021.9.15 .撮





巨大な♀の全開翅に魅了される!



♀の後翅亜外縁のオレンジ紋列が印象的だ!







里山で見たアゲハチョウ類 Ⅱ: カラスアゲハ♀ 白露 次侯


 午後3時を回った曇り空、山あいの薄暗い斜面に咲く
遅咲きのクサギに飛来したカラスアゲハ♀。

シャッター速度が低くブレを生じた。吸蜜飛来の雰囲気は何とか残せた ?
同行の蝶友Tさんの発見により撮影できた


栃木県 足利市 樺崎町  2021.9.12 .撮








里山で見たアゲハチョウ類  白露 次侯

気象異常か? 環境の荒廃か? 今夏の当地里山での大型アゲハチョウ類の
発生数は極めて少ないようだ。 乏しい目撃の中から幾つか拾ってみた。
個体はスレ、破損が殆んどでも 飛翔躍動の姿には目を見張る。

栃木県 佐野市 下彦間町  2021.9.7.撮


クサギに飛来のモンキアゲハ



ソクズに吸蜜に訪れたジャコウアゲハ ♂(左) ♀(右)



    アオスジアゲハの吸蜜(ソクズ)               花も終わるクサギにカラスアゲハ♂の飛来





コジャノメ夏型♀  処暑 初侯

林縁、ササの葉上に止まるコジャノメ夏型♀。林中の下草を飛ぶ個体を
目にする。  金色の眼状紋が印象的だ。

栃木県 佐野市 閑馬町  2021.8.25 撮








2021.7.9 小暑 次侯

ナミアゲハ

梅雨空の中、霧雨の降る自宅の庭先にナミアゲハの飛来を見た。
百日草で吸蜜し、やがて傍に植栽のキハダに産卵したが、短時間で飛び去った

栃木県 足利市 鹿島町  2021.7.9











2021.6.30 夏至 次侯

スミナガシ

翅の紋様は、紺色ベースのサツマガスリを想起させる特異な いで立ち。
赤い口吻も粋な組み合わせで妙。 南国系の蝶・・分布は東北地方にも及ぶ。


翅を開閉しながらエノキの樹液を吸汁する 赤い口吻が印象的



葉上に静止する横姿



開閉を繰り返し 全開の瞬間                  
                           栃木県 佐野市   2021.6.26







2021.6.26 夏至 次侯

オオミスジ

梅林にオオミスジの勇姿が見られる季節になった


葉にさえぎられて、全開翅で静止 下から見上げる



葉の隙間から覗いた横姿                      
                       佐野市 飛駒町   2021.6.26 撮







2021.5.21 小満 末侯

ベニシジミ

ヒメジョオンに吸蜜する2頭のベニシジミ。

                          足利市福富新町  2021.5.21







2021.5.21 立夏 末侯

モンシロチョウ

スイバの花穂で交尾するモンシロチョウ  近づくと、〔←♂+♀〕で飛び去った。


oooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo足利市福富新町  2021.5.21







2021.4.23 穀雨 初侯

ウスバシロチョウ
                初めての飛翔→飛来・吸蜜

いつも同行し、観察撮影を共にしている蝶友Tm氏と毎年訪れる発生ポイント。
土手の上から3頭ほどの飛翔を確認した。発生初期だ!

傍のハルジオンに着花吸蜜。 二人同じ立ち位置でシャッターを切った。
すぐ飛び去る・・。 一瞬の吸蜜の瞬間!

他に見た個体には交尾済みの♀が観察された。 発生初期に意外だ!!


           栃木県佐野市下彦間町  2021.4.23  PHOTO TAMURA







2021.4.21 穀雨 初侯

クモマツマキチョウ 羽化~吸蜜飛来
累代飼育個体


高標高の野外棲息地より1~2か月早く、自宅ではクモマツマキチョウが羽化した。
群馬の蝶友Kb氏に交配依頼を受けたが不成立に終わり、記念撮影した。
♀は敏捷に飛んだが、♂個体の体力が弱い状態だった。

                     産地:山梨県  2021.4.2 撮影

    ♂ : 前翅黒点紋が「ノ 字」型になるのが"南アルプス型“の特徴になるのが


♀ : 前翅黒点紋は「太いÙ字」型になる 北アルプスの●と区別される






2021.4.12 清明 次侯

キブシに吸蜜飛来する  
   スギタニルリシジミ


沢沿いにかつてはたくさん自生していたが、最近は少なくなったキブシ。
蝶友Tmさんの案内で見つけたキブシにスギタニルリシジミが飛来した。
逆光で高い位置だったが、小さな躍動姿が見られた。


                       .栃木県足利市名草町  2021.3.23







2021.4.6 清明 初侯

バッコヤナギに吸蜜飛来する           
          スギタニルリシジミ  トラフシジミ

バッコヤナギの花が開きスギタニルリシジミ、トラフシジミが吸蜜に訪れる。
終日曇天のためか、飛来する個体数は極めて少ない。

                         2021.4.3.  群馬県桐生市梅田町 














2021.4.6 春分 末侯

コツバメ / 吸蜜

キブシにコツバメが飛来吸蜜した。 ほんの一瞬であった。



                      群馬県桐生市梅田町 2021.4.3.







2021.3.29 春分 末侯

ミヤマセセリ / カタクリ
コラボレーション

山火事で下草(落葉)の大部分を焼き、ミヤマセセリの越冬個体の多くは
消滅したのか?今年は個体数が少ない。
かろうじて残ったカタクリに吸蜜飛来をみた。めったに遭遇しないシーン?かも。


表面を見せて吸蜜する



花弁を回って裏面を見せる

                      栃木県足利市月谷町







2016.3.30.  春分 末候  

飛翔体を追って・・・(1)

< コツバメが枯れ藪を飛ぶ >


ススキやセイタカアワダチソウの枯れ藪は、早春のこの時期、コツバメがハエのように
飛び回っては元の枯草に止まる。 飛翔時は鈍く青い翅表を見せてくれるが、
ほんの一瞬だ!  何とか画像に留めたいと飛翔体を追った。
この蝶、静止時の開翅姿は見せないのだ。

                                  栃木県佐野市 2016.03.29.

                  ススキからビューンと飛んだ     いぶし銀のような濃いブルー紺が輝く!



               セイタカアワダチソウから飛び立つ      鈍い青色が光った






2016.3.24.  春分 次候    

 ギフチョウ ハイブリッド
< 累代 イエローバンド/テイル形質の固定 >


劣性遺伝形質イエローバンドとイエローテイル、両者の合体形質を
創り出すために、繰り返し累代交配を行い、ハイブリッド
個体の固定をし、2年目に成虫の羽化を見た。


 羽化して開翅                  2016.3.20. 

1970年代に始まり、イエローバンド、イエローテイル 其々の形質固定を累代飼育で完成、
2012年 両形質をPとして交配、翌2013年 F1個体同士の交配で累代飼育を続け、
2014年 F2に羽化の両形質合体のハイブリッド個体(25%発現)を得た。

2016年 ハイブリッド個体同士の交配飼育により100%純系の形質固定した完璧な
【イエローバンド+イエローテイル】を遺伝子分離保有し、伝播する個体を創り出した。

遠く離れた地域分布種双方の保有している遺伝子の融合ハイブリッドであり、
人間の手で創り出したものではあるが、万が一、自然界で起こり得る可能性もある?


   産卵                           2016.3.22.


ランヨウアオイに産卵するハイブリッド個体  11卵の卵塊を形成した

                                 イエローバンド : 長野県北安曇郡白馬村産
                                        イエローテイル : 新潟県十日町市産        







2016.3.20.  春分 初候    

ギフチョウ 次世代への継続へ
< 累代 F-31ヘの布石 >


羽化した累代飼育のギフチョウF-30相当種の交尾を完了し、産卵をみた。
来春の次世代F-31成虫羽化への展開を期待できる。 (和歌山県龍門山種)



F-30雌雄 ハンドペアリング操作による交配 (♂/♀)     2016.3.18.

午前から日差しを受け気温が上り、直射下は25℃を指す  交尾時間 AM11:20~11:55



産付した卵塊  22卵が数えられる               2016.3.20.

産付したカンアオイはランヨウアオイが飼育食草としては好適のようだ(柔らかい)







2016.3.15.  啓蟄 末候    

ギフチョウ 初姿

累代飼育の和歌山県のギフチョウが羽化した。

累代F-30に相当する、初々しい 輝くような姿を見せてくれた。 春へ突入!!

旧知のH.Sさんから2002年(F17相当の卵)に引き継いで累代飼育しているものだ。


人間の命にも限度はあるが、可能なら以降も世代を続け、飼育して繋げていくつもりだ。


飼育に供したランヨウアオイは発芽が始まった。                           
                    羽化した♂は植栽した自宅の庭、食草の上を這いずる。
 

  羽化後、翅が進展すると地面に近いカンアオイの芽吹いた低いところを這いずり回り落ち着かない。
                               枝状のものや、樹の幹等に這って上る。 飛翔はしない。




30年前 本州中央部の南限分布地「龍門山」の山中に産していた個体の末裔が               
    今、ここに生きている姿を見せ、感動を与えてくれる。 累代を続けていくことの意義があるような気がする。








2016.3.3.  雨水 末候    

初見 モンシロチョウ
休耕地にモンシロチョウの初々しい飛翔姿を見た。
目で追うとオオイヌノフグリに吸蜜した。 今年の初見だった。



                            2016.3.3. 栃木県足利市鹿島町







2016.2.19.  雨水 初候     

ザゼンソウが顔を出した 
                     セツブンソウ、フクジュソウも咲いた

季節は ‘雨水’、春が動き始めた。                           
      里地にはザゼンソウ、セツブンソウ、フクジュソウを見ることが出来た。




    ザゼンソウ    湿地に顔を覗かせた   
栃木県足利市~佐野市





2016.1.29.  大寒 末候    

   テングチョウ ムラサキシジミ

冬の雑木林に太陽が降り注ぎ、風もなく温もりを感じる。 大寒とは思えない。
  

越冬中のテングチョウとムラサキシジミが飛び出した。

                              栃木県佐野市飛駒  2016.1.27.撮影









   ↑                                  
2016年                                                            




2015年 000                          
00000                           

2015.12.22.  冬至 初候   
冬の景

今日、冬至。 朝晩の気温も平年並みに冷え込む。
日中は10℃を超える日が多く、寒暖の差が大きい。

河川敷の林を見下ろす土手にヤマトシジミと‘クチバ’の一種?がブンブンと飛んだ。
日当たりのよい農家にはロウバイ?の黄花を見た。  今冬は奇妙な気象だ。

栃木県足利市~太田市 渡良瀬河川域 2015.12.22.撮影



渡良瀬河川敷の林は葉を落したニセアカシヤ、クヌギ、コナラ、エノキからなり、土手越しに広がる



一頭ののヤマトシジミ♂が飛んで石の上にとまった  よれよれの姿  終見になりそうだ







2015.12.9.  大雪 初候  
モンシロチョウ

朝、霜が降りた。 里地の一角に菜っ葉類を栽培する小さな菜園。
日中の暖かい日差しにモンシロチョウが飛んで開翅して暖をとる。

本格的な寒冷になる季節に向かい、いつまで見られるのか?

栃木県足利市鹿島 2015.12.9.撮影


白菜に飛んできて葉の上に止まった





2015.12.4.  小雪 末候  
ベニシジミ

やがて枯れる草原になっていく河川土手だがまだベニシジミが新鮮だ。
日向きに開翅した赤色が印象に残る。 

                              群馬県太田市渡良瀬川八幡河原   2015.12.3.撮影









2015.12.2.  小雪 末候  
ヤマトシジミ (2)

河川土手で 青いヤマトシジミの配偶行動が見られた。
コセンダングサの藪上で繰り広げられたが 交尾までには至らなかった。

                             群馬県太田市渡良瀬川八幡河原   2015.12.1.撮影


コセンダングサの草上  ♀←♂の追飛 00接近 

♀は翅を閉じる  ♂は着葉する 0♀は交尾拒否行動をとる






2015.12.2.  小雪 末候  
ヤマトシジミ (1)

発生末期の寒冷期型ヤマトシジミの青色が、枯れかけた土手の草原に彩りを添える。
大部分の個体はスレ、破損が目立つ。 比較的綺麗なのを拾い撮りした。

                               群馬県太田市渡良瀬川八幡河原   2015.12.1.撮影


セイヨウタンポポの枯れた花茎に止り開翅して暖をとる♀  青いヤマトシジミだ!



カタバミで吸蜜する♂  翅面斜めに太陽光を反射し、青く光る!







2015.12.1.  小雪 次候  
ウラナミシジミ

冬日の河川土手の今日は日差しをいっぱい受けて、風も無く暖かい。
ウラナミシジミが飄然と飛来して草上に止まった。
今年は見られなかったが、これが初見であった。

                                 群馬県太田市渡良瀬川八幡河原   2015.12.1.撮影

 


 

オオイヌノフグリに飛来したが吸蜜せずに飛び去った







2015.11.27.  小雪 次候   
・マテバシイの林で・・
11/26 ムラサキツバメ越冬と周辺のチョウの様子0000000


気温が11℃に下がり、冬日の林は日が差さないため体感は遥かに冷たい。
飛散して開翅姿を見せていた前日のムラサキツバメは消えてしまい、
残った3頭群は葉上で横倒しにピッタリと、へばり着いていた。
撮影地 栃木県足利市   2015.11.26.










2015.11.24.  小雪 初候   
続・マテバシイの林で・・
11/24 ムラサキツバメ越冬と周辺のチョウの様子     


今日は穏やかな小春日和。 気温も20℃に届いた。  暖かさに誘われて
越冬集団が周辺に飛散した。日向きに開翅する個体がいくつも見られた。
再び元の位置に戻って集団をつくるのだろうか?

いつも誘い合って観察をしている蝶友Tさんと記録撮影行動を共有した。

撮影地 栃木県足利市   2015.11.24.


葉上で全開翅する♂ 鈍く輝く紫青の翅色が印象的だ。



やや目線より高い位置のむこう向きの♂(別個体)  光線の向きで紫青の幻色は僅か


 
葉上で開翅の♀(左)と♂(右) 日向き位置で♂の翅色の違いが顕著に表れる







2015.11.23.  小雪 初候   
マテバシイの林で・・
11/19・20 ムラサキツバメ越冬と周辺のチョウの様子       


マテバシイ林で、ムラサキツバメの越冬個体の「集合」を11/5に発見した。(既報)
その後、「分散」→「集合」を繰り返した。 11/12には14頭の集団に膨らんだ。
14頭の越冬集団は当地足利市での観察では最大数の記録であった。(既報)

季節は、二十四節気「小雪」に入り、14頭集団は「分散」して3頭に減じていた。
周縁には、2、1、3、3、各頭の小集団を構成して冬期の寒冷期に入った。

                撮影地 栃木県足利市   2015.11.19.~20.

【 3頭に減った越冬集団 】                                   


14頭の集団を構成していた葉からは3頭に減じていた。


【 日中の暖気と日差しに活動する 】
                  
        
     開翅するムラサキツバメ♀(左)            飛来静止するムラサキシジミ(中)         開翅するムラサキシジミ♂(右) 


【 異種混合集団 】                                      

越冬体勢に葉上に固着する ムラサキツバメにムラサキシジミが寄り添う (混合集団は珍しい)
アンテナは翅中に畳まず前方に突出したまま









 2015.11.13.  立冬 次候    
11/12 ムラサキツバメ 越冬集団 続続  


日中も肌寒くなってきた。今日、ムラサキツバメの集団が増えたようだ。

重なり合っているのでカウントが不正確だが、見える頭部と触角から推して
14頭ほど数えられる? 今まで足利市での集団頭数では最大数だ。
これからの「集合、離散」が更に進むのだろうか?

                                      栃木県 足利市   2015.11.12.撮









 2015.11.11.  立冬 初候    
11/9 ムラサキツバメ 越冬集団 続 


立冬に入り朝晩の冷え込みの日和になり、形成された越冬集団に変化があった。

重なり合って、固まった10頭ほどの集団に接した葉上に飛来し固着した♂。
静止態がストロボ光に反応して瞬時に 「閉→開」 の翅さばきをとった。
肉眼では感知できない早さで、開いた青い翅を見せて写り込んだ。

                                        栃木県 足利市   2015.11.9.撮








 2015.11.6.  霜降 末候  
11/5 ムラサキツバメ 越冬集団   


立冬も真近。マテバシイの葉上ではムラサキツバメの集団越冬が始まった。

狭い葉上に重なり合ったり、団子状になったり、9~10頭ほどが寄り添う。
まだ、周縁には4~5頭の飛翔個体が見られ、集団も更に膨らみそうだ。

                                        栃木県 足利市   2015.11.5.撮







    2015.10.24.  霜降 初候   ムラサキツバメ ♀


朝晩の気温が下がり始めた。 マテバシイ林ではムラサキツバメが日向で暖をとる。
全開翅のポーズは高い梢の位置が多く、なかなか目にできない。
 やっと低い位置で開いてくれた。 やがて越冬の時が来る。

                            栃木県足利市  2015.10.19.撮








     2015.9.25. 秋分 初候   ミヤマシジミ 再び!   

荒れた河川堰堤で見せるミヤマシジミの青がひときわ目を引く。
秋空の逆光を受けて裏模様が透けて見える。



堰堤に残るコマツナギは食樹でもあり、吸蜜源として他花より特段に優先する。

                              撮影 : 栃木県鬼怒川堰堤  ’15.Sep.12







2015.08.31.処暑 次候   ギンイチモンジセセリ    

霧雨の降る河川敷。何もいない。 今までの猛暑はウソのように涼しい。
ふと、金色の飛来物が目に映り、止まった。 ギンイチモンジセセリだった。

群馬県桐生市 渡良瀬川  2015.08.31.撮








 2015.08.14 立秋 次候   キツネノカミソり咲く林で    

まだらに木漏れ日の落ちる雑木林の中にキツネノカミソリの群落が広がる。
アゲハ類の飛来吸蜜は僅かだった。 高温のせいかもしれない。

セミの声だけが響く。 ハグロトンボ と ヒメキマダラセセリが花に止まった。

栃木県佐野市 2015.08.10.撮











 2015.08.07 大暑 末候   アオカナブン(生贄)

昆虫の世界もすさまじい。   喰うか喰われるかは当然だが
生贄になったアオカナブンが憐れ! オオスズメバチの餌食になった。
穏やかにお互いに分け合って吸汁していたクヌギの樹液酒場だったが・・・。

栃木県佐野市 2015.08.06.撮







 2015.08.1. 大暑 次候   ゴマダラチョウ 

樹液に吸汁するゴマダラチョウの数が目立つようになった。
これから一週間もすれば更に個体数も増えてくるだろう。

栃木県足利市 2015.07.29.撮







 2015.07.30. 大暑 次候   コムラサキ 

クヌギやコナラの雑木林が少なくなった足利市郊外にも樹液の出る樹がまだ残っている。

今日はコムラサキの飛来吸蜜を見た。

栃木県足利市 2015.07.29.撮







 2015.07.22. 小暑末候   ミヤマカラスアゲハ

暑さを避けてか、吸水していたミヤマカラスアゲハが足元から飛んで
杉林に潜り静止した。羽化して間もない新鮮な♂だった。       

                                 栃木県佐野市 2015.07.19.撮







 2015.07.17. 小暑末候  ヒメシジミ 

草地は連日の日照り続き?なのか乾ききっていて暑い。
高温のためか、活動が活発でなかなか止まらない。
開翅する姿も捉えられず、吸蜜と交尾の記録を残すのみだった。

最近、個体数が減ってきている様子だ。 路を外れて踏み込む
ハイカーの多さや、草原の乾燥化が要因かもしれない。

群馬県 榛名山 2015.07.11.撮



路端のニガナで吸蜜する♂



交尾中のヒメシジミ








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